銀行系クレジットカードは取得のハードルが高い!?

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銀行系クレジットカードは取得のハードルが高い!?

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クレジットカード業界では昔から、銀行系は取得のハードルが高いという、通説があります。「そこんとこどうなのよ?」と思われている方も多いと思いますので、本ページでは、そんな銀行系のクレジットカードに関する考察をしてみたいと思います。

本当に銀行系は特別なのか

まず、見も蓋もありませんが、そもそも、この通説が正しいか否かの正確な判断はできません。数値化できるわけではないので、単純な比較などはできないからです。

統計があればいいですが、同様の属性の人・半年以内の申込み履歴も無い・同時期に申込み、というデータを何千件と取得することはできないです(しかも、信頼の置けるデータ、という条件も加えると事実上不可能です)。

感覚的にはたしかにそうかも

ですから、どうしても個人の感覚的なものになってしまうことになると思います。

私個人、このサイトの管理人という立場なので、これまでいろいろと情報を拝見してきましたが、個人的にはやはり厳しい傾向がある、という印象はあります。

ただ、銀行系が厳しいというよりも、むしろ流通系や信販系・消費者金融系が比較的持ちやすいと言い換えた方がいいかもしれません。

個人的見解を言っておけば、個人信用情報機関にネガティブ情報がいくつかついているとかでなく、普通にお勤めの方で、普通の属性を持っていて、申込みブラックでもない方にとっては、銀行系を特別避ける必要はないと思います。

学生さんは別!

ちなみに、学生さんにとっては、なおさら銀行系に尻込みする必要はありません。特にご家族と同居されている方にとっては、普通に通ります。

学生属性自体が、将来の優良顧客を囲い込むために、優遇されているからです。他の業界で例えれば、携帯などでも、学生が特に有利なプランがありますよね。それと同じ観点です。

若いころの、特に1枚目のカードってやはり愛着が湧きますし、メインカードになる可能性もあるので、クレジット会社も重要視していると思われます。

ただ、学生さんで携帯の割賦料金を延滞していて、ブラック状態になっている人は難しいのでご注意を!

メインバンクなら、思い切ってチャレンジもあり

大抵の銀行では、その銀行と提携したクレジットカードがあります。もしもあなたが特定の銀行をメインバンクとして使っていて、親密な取引があるのであれば、その銀行のカードに挑戦するのもありです。

例えばメガバンクなら、三井住友銀行なら三井住友VISAカード、みずほ銀行ならみずほマイレージクラブカード、三菱東京UFJ銀行なら三菱東京UFJスーパーICカードなどですね。

銀行とクレジットカード会社は別会社なことが多いですが、カードによっては規約に情報共有する旨記載のあるカードもありますので、そういったカードであれば銀行との取引を考慮してもらえる可能性があります。

親密といっても、給与振り込みにしていたり、定期預金を組んでいたり、ローンを組んでいたりなど、総合的にメインとして利用しているのが良いような印象を受けます。

みずほ銀行&みずほマイレージクラブカード(UC)の場合

情報共有する例として、みずほ銀行を挙げます。みずほ銀行の「《個人情報の取扱いに関する重要事項》〔みずほマイレージクラブカード(UC)特約〕」の中の「第1条(目的範囲内の情報相互交換および同意)」を見てみると、次のようにあります。

当行および当社が、本カード会員の下記個人情報を、保護措置を講じた上で相互に提供し、下記の目的で利用すること。

とあります。当行がみずほ銀行で、当社がクレディセゾンです。そしてその目的として

当行が発行する「みずほキャッシュカード」、当社が発行する本カードの発行業務および発行可否の判断

とあります。本カードとは、もちろん「みずほマイレージクラブカード」のことです。そして「情報範囲」として、以下のようにかかれています。

上記a.の各項目、資産・負債に関する情報、公開情報、各種商品の支払開始後の利用残高および月々の返済状況、融資取引の際の判断に関する情報の内、当行および当社がそれぞれに保有する情報

全文引用すると長いので、ちびちび引用したので分かりづらい部分もあるかもしれませんが、何となくでも情報が共有されることがあり、審査に使われることがある、ということがお分かりいただけたと思います。

細かく気になる方は、みずほ銀行:規定のみずほマイレージクラブカードの箇所を読んでみてください。

結論として、情報共有をしていることがあるので、メインバンクとして長年良いお付き合いをしている場合は、有利になることがある、ということです(どこまで情報共有するかは、銀行&クレジット会社によってことなることもありますので、申込み前には規約を確認してくださいね)。

預金が多い人も、有利になる可能性あり

まだ確認している金融機関は少ないですが、預金残高が影響する可能性もあります。判明している部分だけ記載します(随時手空き時に調査&追記します)。

シティバンク銀行

シティバンク銀行の場合、月間平均総取引残高が1000万円を超えれば、シティゴールドメンバーに、5,000万円以上でシティゴールドプレミアムメンバーになることができます。

それぞれ専用のクレジットカードがあり、それなりの資産があるという証明付きで申込みができますから、審査には有利です。シティバンク銀行に1000万円以上残高がある方や、資産を1000万円以上シティバンクに移せる方は、試してみる価値はあるかもしれません。

もちろん、だからと言って100%通るわけではありませんのでご注意くださいね。

まとめ・銀行系は怖くない

先ほどもお話に出ましたが、特に問題点が無く、普通の属性であれば、銀行系をそれほど恐れる必要はないです。それで落ちてしまっても、ただ運が悪かったくらいですませるのが良しです。

ただ、比較的審査に自信がない方にとっては、やはりそれ以外のカードを選んでおくのが無難である、ということは間違いではないと思います。

過度に銀行系が厳しいものと思わなくてもいいけれど、審査可決が最優先の場合はそれ以外……というのが、私個人的な銀行系クレジットカードに対する結論です。